2020年のNHK紅白の特別枠として今年も松任谷由実(ユーミン)の出演が発表になりました。
以前は頑なに紅白を拒否していました。しかし出演1回目・2回目あたりはかなり緊張していたようでしたが、最近は余裕すら感じられます。
そこで今回は『松任谷由実【動画】守ってあげたいの歌詞の由来や意味・作曲の裏話も!』と題して見ていこうと思います。
松任谷由実【紅白2020】「守ってあげたい」の歌詞の由来や意味
ユーミン(松任谷由実)は自身のアルバムはほぼ全て自身の作詞・作曲です。この「守ってあげたい」は曲先で作られました。
基本的には曲を先に作って、アレンジなどをしてそのデモテープを聴きながら最後に歌詞を作ります。
「守ってあげたい」ユーミンが語る作曲の裏話
「守ってあげたい」は曲⇨アレンジ⇨作詞⇨歌入れの順で作られました。
曲は、元々好きだった教会音楽の影響が色濃くあります。
出だしのコーラスではベースラインが下降して行く進行がユーミンらしさが安心感を与えてくれます。
途中にベースラインを固定して右手のコードだけ進行していくパターンも出てきます。
これはその後松田聖子への提供曲「赤いスイートピー」でも同様に、ベースを固定してコードだけ進行する部分があり、「当時はこんな心境だったんですね」「ベースを固定して右手(コードだけ)が変わっていく進行に凝ってました」と発言しています。
「このまま帰れない〜帰れない〜」(エンディング手前の唯一繰り返すとことに効果的に使われています)
「自分ではコードから曲を作ることなないが、手くせというか、あるコード進行を集中して作ってしまうことがある」とも言っています。
守ってあげたいは1981年シングルとしてリリース
「守ってあげたい」は1981年6月に17枚目のシングルとしてリリースされました。
当時は大人気だった角川映画の『ねらわれた学園』(薬師丸ひろ子主演)の主題歌でもあり大ヒット。
結婚前もの荒井由実時代には「あの日にかえりたい」がシングルで大ヒットしましたが、「〜たい」ってタイトルをつけるとヒットするかも・・・とユーミン本人が言っていましたw
【動画】ザ・ベストテン「守ってあげたい」
TV出演をほとんどしなかったユーミンもやはり当時大人気の歌番組『ザベスト10』に1度だけ出演しました。
「食事をしているときにダンナが、今度出れば?って突発的に言ったから」とザ・ベストテンに出演した理由を黒柳徹子さんに聞かれて答えてていたユーミン。
この時に黒柳徹子さんと出会い、今では大親友となっています。
12枚目のオリジナルアルバム『昨晩お会いしましょう』に収録されていますが、このアルバムジャケットが超かっこいいです↓
同タイトルの「昨晩お会いしましょう」ツアーも、このジャケット同様にトレンチのにバックスタイルで登場し「カンナ8号線」を熱唱しました。
「守ってあげたい」の歌詞はアストラッドジルベルトの影響〜語感が気に入ってたの
「You didn’t have to be so nice」
ボサノバの女王「アストラッドジルベルト」と6歳の息子が歌っている「You didn’t have to
be so nice」にインスパイヤーされて作られました。
ユーミンの解釈では「そんなに良くしてくれなくてもよかったのに〜」とのことで、なんとも切ない感じが良いですね!
「それがなぜか字余りになって You don’t have to worry~に、でも語感としては気に入ってたの」と。
このジルベルトと息子のデュエットからも感じられますが、「守ってあげたい」は単なる男女の恋愛ではなく、もっとスケールの大きい母性の愛が歌われています。
まとめ:ユーミンの守ってあげたい【動画】の歌詞や意味(紅白2020)
ユーミンが2020年NHK紅白歌合戦で「守ってあげたい」を初歌唱!楽しみです。
今回は、『松任谷由実【紅白2020】守ってあげたいの歌詞の由来や意味・作曲の裏話も!』と題して見てきました。
この時代性もあって、このタイミングで「守ってあげたい」には深い意味があります!
ユーミンの超お得意王道的なミディアムバラード♪
「守ってあげたい」がリリースされた頃は、ライブではよくピアノの弾き語りで歌ってましたが、2020年の紅白ではどんな演出になるのか楽しみですね!(紅白前現在)
「私のことだから一筋縄な出方はしませんよー
今から張り切っているので、どうぞ楽しみにしていてくださいね」
by 松任谷由実