
50周年を迎えて更なる「ユーミン第6次ブーム」と言われ、活躍の勢いが止まらないユーミン!
2023年全国アリーナツアーを心待ちにしてる人も多いはず!
そこで今回は『松任谷由実は歌下手で声出てない?実は歌唱力はあるけどあがり症!』と題して見ていきましょう。
確かに、以前から「レコードとステージが見事に違うアーティスト」と言われていましたが。
松任谷由実は歌下手で声出てないって本当?
松任谷由実は歌が下手か?と言われれば「決してヘタでなはい!」です。

私はヘタウマなの
ユーミンの「声出てない」問題は複雑
松任谷由実のことを「ユーミン」「ユミちゃん」などと呼ぶファンは、「声出てないユーミンが(も)好き」なのです!
ユーミンは元々声なんて出てないんです
ユーミン声出てないって言ってる人結構いるけど、私が子供の時にはすでにこんな感じだったから声出てるユーミンを知らない。。。
— みどり (@icetea250) October 6, 2022
ファンの間ではよくSNSで「声出てない」の投稿に対して
「元々、そんなに声なんで出てませんけど!」と返しています、笑
松任谷由実をたまたまTVや紅白(最近露出が多め)で知るようになった非ファンは「最近、声出てない」とか言いがちですが、この方のおっしゃるようにユーミンは「元々声なんか(さほど)出てません」
いわゆるボーカリストの声量で聴かせる系アーティストではないのです。
ファーストアルバムの『ひこうき雲」のレコーディングに1年かかって、ほとんどが歌入れだった話は有名ですね。
その間、ユーミンはボイトレに通わされ、ビブラートがうまくかからないため「ノンビブラート唱法」が誕生しました。
当時は西田佐知子さんくらいでしたが、この歌唱法が功を奏して特徴のある声と化学変化を起こしてユーミンは長年愛されるアーティストになったのです。
松任谷由実は実は歌唱力はあるけどあがり症!

1981年から1982年にかけて行われた『昨晩お会いしましょう』のツアーでピアノの弾き語りの間のMCコーナーでめずらしく自身の歌唱力について言及しています。
ユーミンは自ら、歌のことや歌唱力の事を言うことは少ないですから・・・
「昔のことを思い出すとスゴくて・・・」と前置きしながら

デビューの頃なんんか、自分で書いた曲なのに自分で高い声とか出なんくて、ニワトリしめ殺したように歌って情けなくなったりしました、笑

「あの人は歌唱力以上の曲を書く!」とか「フォーク界の浅田美代子だ!」とかいろんな説が乱れ飛んでて・・・

ほんと、あがり症なもんで、、、笑。決して歌唱力がない訳じゃないんです!汗
と言いつつも、
「まあ、あ派手なステージにするのも、突き詰めると紛れるんじゃないか、というところにも根ざしているかもしれません」
「最近は、半分意地でお金をかけてるみたいな。引き下がれなくなって、困ったものだ・・・笑」
この内容は『1982 yuming visual vol.2 【昨晩お会いしましょう】』にも収録されています

とても1982年とは思えない仕上がりと、電飾をふんだんに使った圧倒的ギリギリ感電ショー!です。
ユーミンのあがり症伝説は本当?

あまり語られていませんが、ユーミンがデビューして最初のステージは東京渋谷の『パルコ劇場』。
6曲ほど披露する予定が、最初の1曲目から緊張や、初めての感覚や、デビューのうれしさ・・・などが入り混じって途中で泣いてしまって、終わりまで泣きっぱなしだったとのこと。
わけわからないうちに終わってた・・・と。
今のユーミンからは想像できませんが、それだけ自意識も強かったのだと思います。
周りに「これだけ自意識の強い人は見たことない。きっと大物になる!」と言われたそうです。
さらに遡ること、荒井由実時代には、ピアノを習っていて発表会でお姉さんの「ゆうこ」さんと連弾をしました。
やはりこの時も途中で間違えて手が止まってしまいました。
姉妹での連弾だったので、後で散々「ゆうこ」さんに怒られたそうです。
ユーミンが弾くモーツアルトの『トルコ行進曲』聞いてみたいですね〜🎵
しかし、このあがり症もある時を境に一変する出来事が!
80年代のツアー中、戸板返しのように何かが乗り移ったかのようにこの「あがり症」がなくなってしまた。とのことです。
松任谷由実の歌が魅力的な理由
ユーミンは「歌が下手」とか「声が出てない」とか言われる一方で、
プロや玄人受けがよく、紅白で「春よ、来い」を歌った時にはあの小林克也氏が大絶賛していました。
紅白の「春よ、来い」を小林克也が絶賛!


「私は歌が上手いのよ〜聴いて〜!って感じのシンガーが多い中、これだけのキャリアのあるユーミンが、本当に直向きに歌に向き合って歌ってる姿に心を打たれた!
歌は何かを伝えるものなんですね、いや伝わるものか・・・
魅力に満ち溢れたユーミンだけの歌唱法

ユーミンの歌唱法は、あの天才的のに歌が上手いと言われている玉置浩二さんと同じ「シング・ライク・トーキング」手法と言われています。
シング(歌う)ライク(ように)トーキング(話す)=詞を語りかけるように歌う
時にシャンソンのように、時にブルージーに語りかける様に歌うスタイルは、ユーミンだけのボーカルスタイルです。
抑揚をつけて、声のボリュームを調整の仕方もさすがメッセージを伝えるプロ!と感じる点です。

雨の歌なら雨が降ってるように、その情景が伝わる様に歌うわ
また、自身の「弾き語り」や大貫妙子さんへのトリビュートアルバムでの「色彩都市」、スピッツへのトリビュートで歌った「楓」など絶品!
本人は歌い出しの音より、「フレーズの終わり方が上手い」と自己評価しています。
まとめ
『松任谷由実は歌下手で声出てない?実は歌唱力はあるけどあがり症!』と題して見てきました。
決して、「歌が上手い」シンガーにカテゴライズはされませんが、そのボーカルの魅力は多くの人を惹きつけてやみません!
松任谷由実(ユーミン)って詞・曲・歌・パフォーマンス・声のトータル芸術ではないでしょうか?
好きな人にとっては特にね!
2023年は全国アリーナツアーがあります。
超絶楽しみにしてます!