ここ数年で「ウェルネス」という言葉をよく耳にするようになりました!
健康や心の豊かさを大切にするライフスタイルが注目され、雑誌やSNSでも「朝ヨガ」「マインドフルネス」「腸活」など、さまざまな方法が紹介されています。
けれど、正直なところ「どれも続けるのは大変そう…」と感じる人は多いのではないでしょうか?
私自身もそのひとりでした。健康にいいと分かっていても、忙しい日常の中で大きな変化を取り入れるのは難しいし、三日坊主になることもしばしば。
そんな私が気づいたのは、「小さなことでも続ければ変わる」ということです。
特別な道具もお金も必要なく、1分から始められる習慣を積み重ねていくことで、気づけば心も体も軽くなり、自分を大切にできている感覚を持てるようになりました。
本記事では、私が毎日実践している小さなウェルネス習慣と、それがどんな変化をもたらしたのかをご紹介します。
私が習慣を始めたきっかけは去年の健康診断
きっかけは、去年の健康診断でした。特別深刻な結果ではなかったのですが、生活習慣の乱れを指摘され、「このままだと将来、確実に体に影響が出る」と医師に言われたのです。
当時は仕事が楽しく、コンビニご飯や夜更かしが当たり前。週末は疲れ果てて一日中寝ていることもありました。
そんな生活を続けるうちに、体調だけでなく気持ちの落ち込みも感じるようになり、「このままではよくない」と強く思ったのです。
ただ、大がかりな健康法に挑戦する勇気はありませんでした。
ジムに通う、食事制限をする、高価なサプリを買う…どれもハードルが高すぎです!
そこで「まずはできることから」と考え、1日の中でほんの数分、自分の体や心に向き合う時間をつくることにしたのです。
それが後に大きな変化につながるとは、そのときは想像もしていませんでした。
毎日続けている「3つのウェルネス習慣」は寝る前の深呼吸から
- 寝る前の深呼吸
- 朝の軽いストレッチ・ヨガ
- 1日1杯の白湯
私が日常に取り入れている習慣はとてもシンプルです。
まず一つ目は「寝る前の深呼吸」。布団に入ったら、目を閉じてゆっくりと5秒かけて息を吸い、5秒かけて吐く。それを5回ほど繰り返します。
たったこれだけで、不思議と体が落ち着き、眠りにつきやすくなりました。
二つ目は「朝の軽いストレッチ(ヨガ)」。起き抜けに両手をぐっと上に伸ばしたり、首や肩を回したりするだけです。
ほんの1分でも体が目覚めて、「よし、今日も一日がんばろう」という気持ちになります。
三つ目は「一日一杯の白湯」。朝起きて最初に飲むのはコーヒーではなく、温かいお湯にしました。
体がじんわり温まり、胃腸が動き出すのを感じます。
どれも大したことではないのですが、続けるうちに自分にとってなくてはならない習慣になっていきました。
習慣による変化は朝の目覚めの違い
最初の頃は「効果があるのかな?」と半信半疑でした。けれど、続けていくうちに少しずつ体や心に変化を感じるようになりました。
深呼吸を取り入れてからは眠りの質が上がり、朝の目覚めが軽くなりました。
以前は「寝ても疲れが取れない」と感じることが多かったのですが、今では朝のスタートが気持ちよく切れるようになったのです。
ストレッチは、肩こりや腰痛の改善に役立ちました。長時間のデスクワークで体が固まるのが当たり前でしたが、毎朝体をほぐすことで血流が良くなり、仕事中の集中力もアップしました。
そして白湯は、胃腸の調子を整えてくれました。冷たい飲み物を控えるだけで、体が冷えにくくなり、今年は一度も風邪を引いていません。
今年の健康診断の結果はパーフェクト!注意なしでした。
こうした小さな変化の積み重ねが、「自分の体を大切にできている」という安心感につながりました。
続けるための工夫は完璧を手放すこと
小さな習慣でも続けるのは意外と難しいものです。私が工夫しているのは「完璧を目指さない」ということ。
できない日があっても気にしないし、忙しい日は「1分だけやる」と決めています。例えば、ストレッチができなかった日は深呼吸だけでOK、と柔軟にしています。
また、スマホのリマインダーを使って「白湯を飲む」「深呼吸する」と通知を出すのも効果的でした。
習慣が定着するまでは意識的に仕組みを作ることが大切です。
さらに、習慣を「ご褒美感覚」に変えることもポイントでした。温かい白湯を飲むとき、「体に優しいことをしてあげている」と思うと、ちょっとした満足感が得られます。
こうした工夫を重ねることで、「続けるのが当たり前」になり、気がつけば生活の一部になっていました。
続かなかった習慣は朝のジョギング
もちろん、すべての健康法がうまくいったわけではありません。例えば「朝5時に起きてジョギング」という習慣に挑戦したことがありますが、これはすぐに挫折しました。夜型の生活リズムに合っていなかったのです。
また、一時期は糖質制限にもトライしましたが、食事制限のストレスで逆に不健康になってしまいました。
この経験から学んだのは、「流行っているから」「他の人がやっているから」ではなく、自分に合った方法を見つけることの大切さです。
失敗も無駄ではなく、自分の体や心と向き合う良いきっかけになったと思っています。
小さな健康習慣は自分に合った方法を自分のペースで続けること
健康やウェルネスというと、つい「大きなことをしなければ」と思いがちです。
でも実際は、毎日のちょっとした習慣が大きな変化をもたらしてくれます。
深呼吸、ヨガ、白湯。どれも簡単でお金もかからず、すぐに始められるものばかりです。
大切なのは「自分に合った方法を、自分のペースで続ける」こと。
できない日があっても大丈夫、小さな一歩を重ねることで確実に変わっていきます。私の経験が、少しでも「やってみようかな」と思うきっかけになれば嬉しいです。
今日のあなたの1分が、未来の心と体をきっと支えてくれるはずです。